再生療法

再生療法とは、歯周病で壊された歯槽骨などの組織を、細胞や組織そのものが持っている再生の働きを利用して、再生させる治療法です。
主な再生療法は、「GTR法」「エナメルマトリックスたんぱくを使用する方法」などです。
これらは、同時にフラップ手術を行います。
フラップ手術だけを受けるより、再生療法を併用するほうが歯槽骨などを再生させるのに効果的です。

再生療法の「GTR法」「エナメルマトリックスたんぱくを使用する方法」について次にまとめました。
<GTR法>
フラップ手術の場合、歯肉を切開します。
手術後傷口が治っていく段階で、歯肉表面の上皮が内側に入ってしまいます。
そのため、十分に歯根膜や歯槽骨の再生できません。
そこで、人工の「遮へい膜」を歯肉の内側へ置きます。
すると、歯肉表面の上皮が内側に入らないため、歯根膜や歯槽骨の再生するための空間が確保できるのです。
このGTR法は、高度な技術を必要とし、手術時間はおよそ2時間です。
また、GTR法はどんな状態にでもできるというわけではありません。
「遮へい膜を覆うだけの歯肉がない」「再生する働き以上に歯槽骨が溶けてしまっている」などの場合は、GTR法は適していません。

<エナメルマトリックスたんぱくを使用する方法>
エナメルマトリックスたんぱくとは、組織を再生する働きをもつたんぱく質です。
新しい歯を作るときにとても重要です。
歯周病の再生療法の場合、動物の歯胚から取り出され作られたジェル状のものを使用します。
このエナメルマトリックスたんぱくを使用する方法では、フラップ手術で歯石を取った後に歯根表面にたんぱくを塗ります。
そうすることで、歯根膜や歯槽骨の再生がされるのです。
手術時間はフラップ手術と同じくらいで、効果はGTR法と同じくらいあるといわれています。

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